北陸新幹線沿線リンク Station introduction of Hokuriku Bullet train

金沢駅は石川県の中心地「金沢」の代表駅です。駅周辺には大型ショッピングモールや施設・お土産店が軒を連ね、常ににぎわっています。
北陸新幹線の終着駅・始発駅（2017年時点）で、大阪・京都方面に向かう場合は金沢駅からJR北陸本線の特急「サンダーバード」に、名古屋・米原方面には特急「しらさぎ」への乗り換えが可能です。第三セクターのIRいしかわ鉄道の駅でもあり、石川県内の各地に向かう際にも便利。駅正面の巨大なガラス製のドーム「もてなしドーム」と木製の「鼓門」は建築物としても美しく、観光名所の一つでもあります。

銅器や漆器等の伝統産業で有名な高岡市にある新高岡駅。駅北側には、山門・仏殿・法堂が国宝に指定されている「瑞龍寺」があります。北口の広場には瑞龍寺から寄贈された六角型石灯籠（高さ約4m、重さ約9トン）が設置され、広場のシンボルとなっています。高岡市は銅器・漆器が有名ということもあり、新幹線の発車メロディには、銅製の仏具「おりん」等を組み合わせた曲が採用されています。
在来線の城端線が駅舎に隣接しており、終点の城端駅からバスに乗れば世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」へ行くことができます。

富山駅は「くすりのまち」として有名な富山市にあります。駅構内および周辺に多数の商業施設が立ち並び、通勤通学の利用者だけでなく、多くの買い物客でにぎわっています。
接続交通機関の多彩さも魅力のひとつ。在来線の高山本線、あいの風とやま鉄道のほか、駅南口には富山地方鉄道の富山市内軌道線、駅北口には富山ライトレールの富山港線が乗り入れており、公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりを推進する富山市の象徴的な存在でもあります。

黒部宇奈月温泉駅は、2015年3月14日の北陸新幹線の長野－金沢間開業と同時に開業しました。「黒部宇奈月温泉駅」という駅名は、新幹線駅の駅名としては日本一の長さです。清流が流れる黒部峡谷をイメージした駅舎は「見えない駅、魅せる駅」がコンセプトで、周囲の自然との調和を意識したデザインとなっています。発車メロディには、富山県出身のタレント高原兄さんが作曲し、黒部市在住の歌手Tomomiさんが歌う『煌〜水の都から〜』が採用されています。
駅のすぐそばには富山地方鉄道「新黒部駅」があり、宇奈月温泉へのアクセスも良好。新黒部駅前の広場には黒部峡谷鉄道のトロッコ列車が飾られており、撮影スポットとしても人気です。駅東口には観光案内所やお土産コーナーを有する「地域観光ギャラリー」、西口には休憩・イベントスペースを備えた「ふれあいプラザ」があり、待ち時間にお土産を購入したり、観光情報を調べたりすることができます。

日本初の世界ジオパークに認定され、全国有数のヒスイ産出地として有名な糸魚川市にある糸魚川駅は、日本海から直線距離で約400mに位置し、「日本海に一番近い新幹線駅」です。駅舎には、ヒスイを表す翠色、世界ジオパークをイメージした地層や断層を表すストライプなどが採用され、「日本海と北アルプスに抱かれた、雄大な自然を感じさせる駅」というコンセプトを表現しています。
駅舎1階に設けられた「糸魚川ジオステーション ジオパル」は、観光案内所や鉄道保存展示施設等を備えた複合型交流施設で、鉄道車両や鉄道模型に親しむことができます。

越後の戦国武将・上杉謙信が居城を築いた新潟県上越市の南部に位置する上越妙高駅は、2015年3月14日の北陸新幹線 長野―金沢間の延伸開業に伴い新幹線駅舎の運用が開始されました。同駅に乗り入れているえちごトキめき鉄道「妙高はねうまライン」に乗車し、春日山駅で降りると、上杉謙信が築いたと言われる春日山城跡へ行くことができます。
駅舎デザインは桜と高田平野の雪景色がテーマで、白を基調とした外壁に桜の花びらを模した桜色のパネルが配置されています。東口には越後杉を用いた「もてなしドーム」、西口には上越市の山並みを展望できる「光のテラス」、南側イベント広場には「馬上謙信公像」が設置されており、駅舎を回遊するだけでも上越市の魅力を堪能できます。

長野県の北端に位置する飯山市。その中心駅である飯山駅には、観光案内所や待合ホールなどが備えられた「観光交流センター」が併設されており、飯山周辺の観光情報を入手することができます。周辺には、千曲川口広場、斑尾口広場、南口広場の3つの広場があります。バスやタクシー乗り場、駐車場が整備されており、飯山市の玄関口としての役割を果たしています。
近隣に野沢温泉スキー場や斑尾高原スキー場があるため、冬のシーズン中には駅利用者の8割がスキー客となるなど、北陸新幹線を利用して県外から多くのスキー客が訪れます。各スキー場へは直通バスが運行されており、土日にはバスを待つスキー客の行列ができる光景も珍しくありません。

長野駅は、長野県の県庁所在地・長野市にあり、北陸新幹線のほか、在来線の信越本線、しなの鉄道の北しなの線、長野電鉄の長野線が乗り入れており、県内最大規模のターミナル駅です。2015年3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業までは終点だったため、「長野新幹線」と呼ばれていました。
現在の駅舎は5代目で、北陸新幹線金沢延伸に伴い建て替えられました。「善光寺口」と「東口」の二つの大きな出入口があり、東西自由通路及び東西連絡地下通路でつながっています。市街地（繁華街）側が善光寺口で、御開帳で有名な善光寺までは約2キロ。徒歩でも約30分で行けますが、駅から出ている路線バスに乗れば10分程度で到着します。御開帳が行われる丑年と未年には多くの参拝者が訪れます。

上田駅が立地する上田市は、戦国武将真田氏の発祥の地として有名です。駅北口は「お城口」と呼ばれ、蔵をイメージしたデザインとなっており、夜間には真田家の家紋「六文銭」が照らし出されます。
徒歩約10分の距離に上田市の観光スポット「上田城跡公園」があり、4月上旬～下旬にかけては、城跡を埋め尽くすように咲き誇る千本桜のライトアップを堪能できます。
北陸新幹線の開業に加え、上田市を舞台としたアニメ映画『サマーウォーズ』、NHK大河ドラマ『真田丸』などの効果もあり、観光地としての注目度が高まっています。

佐久平駅は、長野県佐久市佐久平駅東にあり、1997年10月1日に開業しました。開業に際して、北陸新幹線を跨ぐ位置に小海線の新駅を設置したため、地平の新幹線ホーム上に在来線高架ホームがあるという珍しい構造になっています。駅舎は、重厚感ある白壁やステンドグラス風のガラスが使用され、周辺の山並みを表現した三角屋根が取りつけられた瀟洒なつくりです。南口は蓼科口、北口は浅間口と呼ばれ、蓼科口側には大型商業施設が立ち並び、浅間口側には駐車場、マンションが密集しています。
新幹線駅を中心とするまちづくりで急成長を遂げた佐久市の事例は、新幹線開業を契機とするまちなかの活性化のモデルケースとして注目されています。

軽井沢駅は、「避暑地」として有名な長野県軽井沢町にあります。北陸新幹線開業に伴い全面改築された駅舎は、軽井沢の代表的樹木である「白樺」をイメージしたデザインとなっており、長野県内の鉄道駅では最東端の駅です。また、新幹線の駅の中では最も高い標高940.5mに位置しています。駅のすぐ近くには、明治期の姿を復元した旧軽井沢駅舎記念館が建てられ、貴重な鉄道機関車輌が展示されています。
駅周辺にはホテルやゴルフ場が複数存在しているほか、人気のアウトレット・モールも徒歩圏内にあり、観光や買い物に県外から多くの人々が訪れます。

高崎駅は、古くから交通の要衝として有名な群馬県高崎市にあります。在来線で6方面の列車が発着しているほか、北陸新幹線、上越新幹線、上信電鉄（上信線）を含めると合計9路線が乗り入れる北関東最大のターミナル駅です。特に複数の路線が乗り入れる在来線を利用すれば、当駅から群馬県内各地へ向かうことができます。
高崎市の玄関口というだけでなく、県内随一の駅前繁華街でもあります。駅周辺には大型家電量販店をはじめとする商業施設のほか、ホテルやマンション、公共施設や官庁出先機関なども立ち並び、当駅を中心に高崎市の市街地が形成されています。

大宮駅は、埼玉県さいたま市大宮区にあります。東北地方と信越地方の分岐点に位置し、合計14路線が乗り入れる県内最大のターミナル駅で、新幹線と在来線の全ての営業列車が停車します。さいたま市合併前の旧大宮市時代から多くの鉄道施設を誘致してきた経緯から「鉄道の町」として知られ、現在も駅周辺にはJR東日本大宮総合車両センター等の鉄道施設があります。
プロサッカーチーム「大宮アルディージャ」のホームスタジアムである「NACK5スタジアム大宮」まで徒歩20分の距離にあり、試合のある日にはチームカラーであるオレンジ色のユニフォームを来たサポーターを見かけることでしょう。

上野駅は、東京の「北の玄関口」であり、北関東と東京を結ぶJR各線、東京都区部を走る通勤電車各線、その他在来線各線の優等列車が発着しています。また、新幹線も北陸・山形・秋田・北海道・上越新幹線が乗り入れており、日本を代表するターミナル駅です。
パンダでおなじみの「上野恩賜公園」が近くにあり、駅構内を歩くと2体のジャイアントパンダ像に出会えます。駅周辺には上述の上野恩賜公園のほか、国内有数の商店街である「アメヤ横丁（通称アメ横）」など人気の観光スポットが多く、東京観光では外せない駅のひとつとなっています。

日本の首都東京にある東京駅は、日本を代表するターミナル駅です。東海道新幹線と東北新幹線の起点として、全国の新幹線網の最大拠点であり、東海道本線や東北本線など主要幹線の起点駅でもあります。乗り換えなしで32の都道府県へ行くことができ、1日当たりの発着本数は約3000本にもなります。1914年に建設された「丸の内駅舎」は赤レンガ造りの外観が特徴で、東京駅の顔として愛されています。2012年に復原工事が完了し、建設された当時の歴史と風格を漂わせています。
駅構内には「グランスタ」、「グランルーフ」を代表とする商業施設や飲食店も多数入居するほか、駅舎内のホテル「東京ステーションホテル」で宿泊も可能です。まさに「東京駅が街になる」というコンセプトのとおり、駅そのものが“まち”であり、日本の中心としてふさわしい魅力あふれる駅です。